
❇️片暉の残照❇️
第13章 初めての晩餐会
「///お、おう」
こコ…コーテル様…?なんで…ここに?
「お、お前――――…ハジロ公爵の娘なんだよな…」
「は…はい…」
なんだろう…なんか違和感があるなぁ……
私はチラッとお父様とお母様を見るも、二人も訳が分からず困った顔をしている。
「コーテル様、わざわざお声をかけてくださりありがとうございます。私どもの娘テイスに何かご用でしょうか?」
見かねたお父様が私の肩に手を置き挨拶をする。
「あっ、いや――――…いや…別に…兄からお前が同い年だと聞いたから…」
「――――そうでございます!コーテル様は先月、成人したのでしたね、テイスは今月ですから…年も近いです」
お母様も同い年の私たちを祝うように「おめでとうございます」と、コーテル様に声をかけてくれた。
