❇️片暉の残照❇️
第16章 子守唄とバラの秘密
「今度あったら……一発殴ってやる!」
ああああ…お兄様――――それは…不敬罪になるのでは?
「しかし――――無事で…よかった…」
やっと落ち着いたのか、お兄様は私の頭を撫でながら穏やかな口調にもどっていた。
「しかし――――もう、やめてくれ…」
「はい――――お兄様…///こんなに怒られるなら…もうしません」
お兄様は「なら、よかった」と笑ってくれた。
しばらくして、ニコルとキロが部屋を訪ねてきた。
私はキロが無事で安堵した!
そして、犯人が捕まったと聞き心からホッとした。
しかし、私を狙った動機等は分からず――――…調べを続けると言っていた。