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❇️片暉の残照❇️

第17章 両親会議


テイスとの約束を破ったことは…メルトの中で大きな後悔となるが――――…


瞳の色で悩み怯えていたテイスの姿を思い出すと…いてもたってもいられなかった!



「メルト――――本当なの?右目は…緑よ?」


ローラは信じられない…と、メルトの腕にソッと触れた。


「――――はい…日の光や室内では右目は薄い緑だよ。でも、月明かりに照らされると――――…右目も黄金色となり…左目と同じ色になります」


メルトの言葉にポルギは月明かりに照らされうっすら開かれた両目が黄金に輝いていたのを思い出す。


「確かに――――私が見たときも…月明かりがテイス様を照らしておりました」



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