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❇️片暉の残照❇️

第18章 疑念の春


「ん?どうした――――テイス顔が赤いぞ?」



「お、お兄様には…背の低い私の気持ちは分かりませんよ~だ!」



ごまかすように牛の乳がたっぷり入った紅茶を手にする。


「よし!飲むぞ!」


と、意気込んで見たものの…湯気と共に香る乳臭さにそこから手が動かない。


「プッ――――ハハハハ!テイス、蜂蜜を入れると少しはいいかもね」


見たかねたロミ様が私のカップに蜂蜜を淹れる…。


すると、蜂蜜がフワッと香り乳臭さが和らぐ。



「///――――ん、いい香り…」


私は蜂蜜の入ったミルクティを口に運ぶ。





「///美味しい――――…」


「蜂蜜の力は凄いね」


ロミ様も自分のカップに蜂蜜を入れると、微笑みながらのみ始める。







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