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❇️片暉の残照❇️

第22章 香油と裏切り者


「はい!今日はゆっくりと歩いて帰る予定なので、少し休憩させてもらおうかと」



「は?ここから…屋敷まで歩いて帰るのか?」



サンドラ様は私の言葉に驚きつつも呆れた顔をする。


「植物園の跡地も見ていきたいので――――…」



「あぁ…あそこか――――…お前と初めて会った場所だったな…」


そう言えば…そうだった!


「そうだ――――ロミに用事もあったし俺も公務室に行く。早くストレッチしてしまえ!」



「え!?」


と、困惑している暇もなくサンドラ様は私にストレッチを促す!


――――丹念にしようと思ったのにぃ!



サンドラ様を待たせるのも悪く、簡略的なストレッチを済ませ私たちはお兄様とロミ様がいる公務室を訪ねた。


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