❇️片暉の残照❇️
第22章 香油と裏切り者
「は!?――――それなら!俺も一緒にテイスを連れて行く!」
「「は?!」」
今度は…ロミ様以外がシンクロする…。
――――ん?どういう事?
私は意味が分からず…お兄様を見る。
と、お兄様は驚きがテッペンを貫いたのか…白目を向いていた!
「お、お兄様――――!?」
「「じゃぁ、明日――――迎えに行くから!」」
「え!?」
私は状況が理解できないまま……ロミ様の公務室を出された。
「お兄様――――完全に気絶していた気がするけど!大丈夫かしら…」
何を言っていたのか…ほぼ分からないが…
明日――――…迎えに…来るのかしら?
お茶会に……いっちゃ…ダメな気がする…。