❇️片暉の残照❇️
第23章 女帝のお茶会
「あの~…本当に私が参加しても大丈夫ですか?」
「いいんだよ――――…一応、許可は取ったから」
サンドラ様は、手土産のジンジャークッキーや木苺のゼリーを楽しみにしているのかニコルの手にしているカゴ視線が向いていた。
「許可…ですか」
「あぁ、君が来ることは伝えたから大丈夫」
私はホッとした顔を二人に見せる。
しかし、嫌みは覚悟しておけよ…と、お兄様から言われているから…緊張はする。
「早速、中庭のテラスに行こう――――今日は天気がいいから外でお茶会をすると言っていた」
ロミ様とサンドラ様に案内され、中庭のテラスに向かった。