❇️片暉の残照❇️
第23章 女帝のお茶会
夏が近いこともあり、日差しが強いが――――…大丈夫だろうか?
テラスに向かうと、目の前に広がる立派な中庭に私はテンションが上がる!
雪の時期に客室から眺めていた中庭――――…初夏には花たちが咲きほこり圧巻である。
「///素敵――――素敵なお庭です!雪景色のお庭も綺麗でしたが…初夏の中庭はもっと素敵です!」
「ありがとう、テイスに誉めたれたら庭師たちも喜ぶよ」
ハジロ邸よりも大きく広い宮殿の中庭…これをここまでして管理するのは大変だろう…。
私はキョロキョロと庭を見渡す!
「///凄く……好きです!素敵です」
しばらく歩きながら中庭を見ていると、テラスが見えてきた。
――――はぁ~!緊張する…
私は、ロミ様とサンドラ様の後に続きテラスへと入った。