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❇️片暉の残照❇️

第23章 女帝のお茶会


「じゃぁ、これから――――…捨てられるのかしら?って、テイスは今回の王族婚約者リストには名前は無かったわね…まだ、大丈夫かしら?」


ネール様は13歳と言う若さにも関わらず、人を見下す言い方がとても様になっていた。


――――嫌みの英才教育?すごいなぁ…



「は?何――――その顔…」


――――おっと、呆気に取られて返事していなかった。


「は…はぃ?あ~ですね!」



「――――何て呆れた返事…」


私のとぼけた返事に少し苛立ったのか、ネール様は手前にあったケーキにフォークを突き刺した!



――――うわ!怖い!



「フフフフ、なかなか面白いご令嬢ね…ロミ様もサンドラ様も彼女の何処を気に入ったのかしら…」


頬笑むレミ様だが…目が笑ってなくない?



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