❇️片暉の残照❇️
第23章 女帝のお茶会
「それなら――――テイスだって、黄金の髪と黄金の…――――――――…」
そこまで言ってサンドラ様は発言を止めた。
「黄金の髪は分かるとして…黄金の瞳はハジロ令嬢にはなくてよ?薄い緑の瞳は――――王族から遠い…」
ネール様は私の方を見るも、眼帯が気になるのか…汚いものを見るような表情になり言葉を詰まらせた。
「その片眼で私をみないでくださる?――――眼帯で隠れている目は腐って溶け落ちたと聞くわ…想像しただけでも気持ちが悪い!」
――――は?目が…溶け落ちたぁ?初耳なんですけど…
ガタガタ――――!?
ネール様の発言に、ロミ様とサンドラ様…それとお兄様が席を立つ!