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❇️片暉の残照❇️

第23章 女帝のお茶会


「おどきなさい――――ロミ様、サンドラ様…

その者は、時期王妃へ無礼を働いたのですよ?」



ゾクッと背中が凍りついた――――…



それは、やり取りを涼しい顔で見ていたレミ様の…冷たくも恐ろしい一言だった。


「レミ様――――無礼などテイスは働いておりません!それを言うなら…ネール様の方が…」


「お黙りなさい――――公爵とずいぶん立派な爵位を薔薇栽培に特化していると言うだけでもらった…田舎貴族が…王族に意見するのですか?

今は、ロミ様の腰巾着だっただけだ…従者になっただけの貴様に発言権はない!」



理不尽な言いがかりに言い返したお兄の発言が気にくわなかったのか、レミ様は不快感を露に睨み付ける!




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