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「ロミ、サンドラ…メルト――――…テイスを守ってくれてありがとう」


レンティス王が私を支えここまで連れてきた三人に頭を下げ礼をした。


「いえ――――…レンティス王との約束ですから…」


お兄様が膝ま付き頭を下げると、それに続きお父様もお母様も頭を下げた。



「――――レミ様は……」



私を抱き締めたままお母様はレミ様の事を口にする。


「お母様……ご存知だったの？」


心配そうに眉をひそめるお母様は私の頭を撫で少し首肯く。


「レンティス王から……いままでの流れを少し聞いたわ……、まだ確信がないからなにも出来ないと言っていたけど…」



「全て――――…レミ様の暴挙だと……分かりました。私の母も――――テイスの母君であるティアナ様も…」


ロミ様がお母様に話すと「なんて…こと…」と、呟きですね顔色が悪くなった。