❇️片暉の残照❇️
第25章 父と子
「///そ、そう――――かぁ…///満月の夜に……私とティアナは…むすば……「ゴッホン!レンティス王!姫になんの話をお聞かせするつもりですか!」
すると、ポルギさんが満月の夜の話を慌てて遮る!
「///あっ、そ――――…そうだ…ね、テイスには…早かったかな?」
レンティス王は、恥ずかしそうに私の頭を撫でながら再び優しい目で私を見つめてくれた。
「――――みんな…この目の事…知ってたの?」
「ごめん――――…誰にも言わないって約束だったのに…。テイスの出生で黙っていることができなくなったんだ…」
お兄様は深々と頭を下げたが、私は感謝している事を伝えた。
「俺は、植物園でお前の水浴び見たときには気づいてたがな!」
サンドラ様は、どや顔で私を見てニヤッとするも――――…“水浴び”のワードに皆の疑いの視線を向けられる!
「は?水浴び?――――…もしかして…え?!テイスの…体…とか…見たのか!?」
お兄様がサンドラ様に詰め寄る!
私は、あの時の事を思いだし…反射的に胸を押さえた!
「お――――…お前!見たのか!?」
私の動作にロミ様が一瞬顔を真っ赤にすると、私をかばうようにサッとサンドラ様と私の間に割って入る!
「やっぱり――――サンドラにテイスは任せられない!」
「やっぱりってなんだよ!」
啀み合う二人を見なが私は笑ってしまった!
「ヘヘヘ――――ニヘヘヘ!」