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❇️片暉の残照❇️

第26章 最終章・片暉の姫と未来の騎士


「おい、緊張するのはわかるが…泣きそうな顔になるのは止めろ!」


「そんな言い方ないだろ?サンドラ、テイスにしたら生まれてはじめての国民への挨拶だ」


「ロミ様の言う通りです!更なる緊張を与えるようであれば――――…サンドラ様にはテイスを任せられません!」



私の後ろで、サンドラ様、ロミ様の他にお兄様がもめている…。



「あ…あのぉ~…///私…そんなに泣きそうな顔…してますか?」


登板を言われて先にお父さんであるレンティス王が皆の前で手を振り挨拶をしている。


「大丈夫、大丈夫!俺たちがいるから!」


「――――で…でも…」









あの日、王の執務室で話し合われた今後の事とは――――…







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