❇️片暉の残照❇️
第26章 最終章・片暉の姫と未来の騎士
そして、私だが――――…
レンティス王の子だと分かった今…ハジロ公爵家の養女でいることは出来ず――――…、正式に父親であるレンティス王の戸籍に入るとこととなった!
もちろん、王妃はティアナ・ゴルドガと…その場にいたお母さんの兄であるリューク様の承認の元――――…
バラバラだった私たちは、家族として国に名を刻めた。
「ここに――――…ティアナの名を書ける日を///どんなに待ち望んだことか……」
レンティス王は、家族の名が刻まれた戸籍表を見て嬉しそうにしていた。
「テイス――――///し、新米パパだが…よろしく頼む…」
そして、私に頭を深々と下げた。
「///あっ、はい!私も――――新米娘ですが…よろしくお願いします!」
と、なんとも間抜けな言い方をしたとこ……今でもちょっと、後悔している。