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❇️片暉の残照❇️

第26章 最終章・片暉の姫と未来の騎士


「それだ!面白いじゃないか!俺はその話に乗った!――――テイスを振り向かせる!」


「え――――!サンドラ!ズルいぞ!俺だって、レンティス王から今日テイスを守るように言われどんなに嬉しかったことか!俺だって、テイスと一緒にいたい///頼られる男になる!」


「え!?えええ?」


サンドラ様とロミ様が私を振り向かせる!と、言い争い始めた!?


不安そうな顔でいると、お兄様が私の頭を撫で――――「俺はもう、兄ではないけど純粋に兄ポジションとしてテイスを守るよ」と、頬笑む。


「ハハハ!さすが、我が子――――ティアナもそうだったが…“天然人たらし”は遺伝するのか?」



レンティス王が、私を見て大笑いしている。



――――人…たらし…?って何!?






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