❇️片暉の残照❇️
第4章 お兄様と義理母
「テイス様のお部屋はここですね!」
ニコルに案内され、王都邸での自分の部屋に足を踏み入れビックリする。
領土邸の部屋も凄かったが…ここの部屋も…綺麗で豪華な物がいっぱい!
「き、緊張する――――…」
「テイス様、では明日起床時間にお迎えに上がりますので、ゆっくりとお休みください」
ニコルは使用人部屋に戻っていった…。
扉が閉まると、私は自分の部屋を振り返り…その場にヘタリこんだ。
領土邸で免疫が着いたと思ったんだけど――――…流石、王都邸…
「///綺麗で全てが眩しい!!」
しかし、事前にジムが言っていたのか――――良くみるとベッド周りの家具は素朴なデザインや素材で出来ていた。
パッと目のつくものは立派だけど、私が普段触れそうな物は素朴なものだ!
それだけでも落ち着いた。
「流石に――――…床に寝たら…皆…卒倒しそう…」