❇️片暉の残照❇️
第4章 お兄様と義理母
お兄様と仲の良い…王族の――――方かぁ…
冗談を言える仲…私はその関係が羨ましくなった。
私は…あの山でお母さんとずっと二人っきりだったし―――…この瞳じゃぁ―――――…。
無理かも――――…。
「素敵な仲です!私も憧れます……///へへへ」
「///出来るわ!きっと出来るわよ!テイスはこんなにも可愛いのですから!」
お母様は私を抱き締めると頭を何度も撫でてくれた。
その暖かい温もりに心が温かくなった――――…
そして、亡くなった本当のお母さんを思い出した。
『可愛いテイス――――…愛しているわ』
「///お母様…」
――――お母さん…
――――お母様…
――――私も愛しています。