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溺れるまでしたい

第4章 止められない性欲


ここ数日間。

いや、2週間?

あたしは翔先生とも傑ともSEXをしていなかった。

していなかったせいで、あたしの下半身はムズムズするばかりでそろそろ限界だった。

そんな日の昼休み。

廊下ですれ違った傑が「あゆ屋上来いよ」そう言って、あたしの横を通り過ぎて行った。


言われた通りに足を屋上まで進める。

めったと来ない屋上。

むしろ、ほとんど誰もここへは来ない。


階段には使用禁止のロープが張られてある。



屋上に着くと、真ん中にある小屋の後ろで傑がスマホを見ながらベンチに座っていた。

「…傑?」


覗き込むと、傑は口角をあげて、あたしの腕を引っ張る。

そのせいで、あたしは傑の隣に腰を下ろした。


「なんで最近誘わねーの?」

「なんでって。。もしかして待ってたの?」

「待ってた。あゆとしたい」


傑から言われて変にドキドキした。

いつもはあたしからなのに、傑から言われると自棄にドキドキする。

だけど、「傑は色んな女としてるからね」なんて言った亜美の言葉が頭から離れず。

彼女いるくせに。

なんて思ってしまう。

それはあたしも同じ何だろうけど。。

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