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溺れるまでしたい

第1章 浮気心

あの光景が次の日まで浮かんでいて、結構心が傷ついていたりもする。

あたしは翔先生の彼女じゃなかったんだろうか…

翔先生と梨花先生の激しいセックスが頭から離れない、、、


「あー、美山。丁度よかった。これ第二校舎の図書室へ持って行ってくれ」


思わず差し出されたものを必然的に受け取ってしまった。

両手にどっさりと置かれたプリントの山。


「え、あたしがですか?」

「丁度、美山が通りかかったからな。頼むぞ」

「え、困ります。あたし今から食堂へ」

「持って行ってからでも遅くはならないだろう」

「え、ええっ、第一図書室?」

「違う。第2のほうだ。よろしくな」


運悪く担任にと出くわした所為でこんな破目になる。

やっぱり昨日からツイてないわ。

あたし。


普段あまり行かない第2校舎へと行き、その全く使われていない物置にされている図書室の扉を足で開ける。

そして、その目の前にある机にプリントを置いた時、


「あー…すげぇ気持ちいい。他の男で練習でもしてんの?」

「ハァ…んっ、するわけ、…ない…でしょ、んんっ、」

「お前のその舐めてる顔すげぇ好き。そんな美味しいのかよ?」

「んっ、はぁ…美味しいわよ」

「ほら。もっと奥まで咥えろよ。…そうそう、ハァ、まじ気持ちいい」


チュパチュパと何かを舐める音が響く。

2人の息を切らして話してるその声に思わず反応してしまった。

別に見ようと思ってなかった。

ただ、何でか知んないけど足が勝手に動いていた。

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