溺れるまでしたい
第1章 浮気心
そっと足を動かして、ぎっしり詰まった本棚の隙間から覗き込む。
「…っ、」
その光景に思わず出そうになった声を押し殺し、あたしは口を押えた。
机の上に座っている男はズボンを下ろし、その男のモノを目の前で女がしゃぶっている。
一生懸命、音を立てながら咥えている女の頭をしっかりと男は押さえつけていた。
「あー…そろそろ挿れる?」
「うん」
「ん?どこに?ちゃんと言わねえと挿れねえぞ」
「あたしの、マンコに頂戴」
「何を?」
「…んっ、傑のおちんちん…」
ジュポッと音を鳴らし、女は咥えていたものを離すと、既に敷いていたタオルケットの上に寝転んだ。
「そんな欲しいの?俺の」
「欲しい。早く挿れてほしい」
男は机から降り、膝まであった制服のズボンを全て脱ぐと、女の両足を広げ、そこにゆっくりと男のモノを押し込んだ。
「あ、あぁんっ、」
「すげぇ濡れすぎ。どんだけエロいの、お前。俺の舐めただけでこんなに濡れてんのかよ」
「はぁ…あんっ、気持ちいい」
「挿れられるのと舐められるのどっちが好き?」
「どっちも好きよ」
「じゃ、また後で舐めてやっから」
「あぁんっ、はぁ…んっ、はぁ、、気持ちいい」
男が腰を振るスピードをあげると女の喘ぎ声がさらに大きくなる。
でも、その女は梨花先生だった。
何がどうなっているのか分からない、昨日から。
梨花先生は昨日、翔先生。
つまり、あたしの彼氏ともセックスしてたでしょ?
男は器用に片手で自分のネクタイを外すし、それを横に投げ捨てる。
2人の荒れた息遣いと、梨花先生の喘ぎ声。
あたしは一体、何を見てるんだろうか。
人のセックスを眺めて、昨日から嫌な気持ちになる。
「あー…イキそう。梨花、口開けて」
暫くして、あんあんと喘いでいた梨花先生が男の声によって、口を開けていく。
「出すぞ」
梨花先生からモノを抜いた男は跨る様に、梨花先生の口に目掛けて、精射した。
それをペロペロと舐めて飲み込んでいく梨花先生は、翔先生にもあんな事をしているんだろうか。
梨花先生とその男はどういう関係ですか?
だって、生徒じゃん。
ま、あたしと翔先生もだけど…