テキストサイズ

愛は、楽しく

第1章 愛は、楽しく

         24

 勉さんは、舐めていますので、もちろん、なにも言えないみたいです。
 でも、言葉で言うよりも、勉さんが、わたしを、舐め続けてくれていることが、勉さんの、わたしへの、愛のあかしだと思います。
 だって、舐めてくれる姿勢は、かなり窮屈なはずです。
 それを、ながくながく、舐め続けてくれるのですから。
 勉さんは、クリトリスに、優しくやわらかく舌を触れさせて、上下に左右に、クリトリスのさきのほうを揺らすようにしてくれているのです。
 わたしは、もうどうしていいかわからなくなるくらい、気持ちよくて、足や腰はもちろん、体全体に力をいれることができずに、声も出せなくなりました。
 鼻からのような、のどからのような、ウーンウーンという、声というよりも、音が出てくるだけです。
 わたし、泣きだしてしまいました。
 泣かなければ、どうかなると思ったのです。
 わたし、イッちゃうというのは、こういうことかと思いました。
 「勉さん
  わたし
  イッちゃう
  もう
  もう
  ダメ
  また
  イッちゃう」
 それでも、勉さんは、クリトリスを舐め続けるのです。
 わたし、泣いていたのですが、泣き声は出さないように、我慢していました。
 気持ちよくて泣くなんて、恥ずかしいと思ったからです。
 でも、もう駄目です。
 この気持ちよさでは、我慢なんてできません。
 わたし、大声を出して泣きました。
 泣き声をあげていましたら、もっともっと気持ちよくなりました。
 勉さんは、それからも長く長く、クリトリスを舐め続けてくれました。
 わたし、もうイキっぱなしのような感じになりました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ