僕らのStoryline
第7章 天使のしわざ
おまけ
佐久間は気づいてないみたいだからあえて、言わなかった。
うちの学校には姉妹校があって、そっちは芸能人が通う芸能コースがある。
そこに彼 ラウールはいる。
なぜ、俺が知ってるかというと編入してきた彼に校内を案内したからだ。
見た目から派手でチャラチャラしてる様な奴なんだろうと、学校案内なんてめんどくさがりそうだな、と思ったら、彼はきちんと、お辞儀をした。
そんな出会いがあったけど、彼は売れっ子でなかなか学校に来れないのは当たり前で。
試験のときに学校に来たり、放課後特別に授業を受けていたりした。
「あっ!阿部先輩!」
自転車にまたがる彼に声をかけられた。
「あれ?今日は早いね」
俺は生徒会にも属していて、行事の際など互いに生徒会同士で行き来することがあった。
「明日から映画の宣伝でますますこれなくなっちゃうから」
「クラスには馴染めた?」
自転車を降りて俺の歩幅に合わせて自転車を押しながら歩いてくれる。
他愛のない話をしながら学校に着く。
「そういえば、俺、試写会?ってやつに付き添いで行くから」
「本当に?恥ずかしいなぁ~でも、嬉しい!」
「俺の友達がラウールのファンでさ、チケット取れたって」
「阿部先輩の友達?」
「うん。ピンクの頭の奴!」
「阿部先輩の友達ってカラフルだよね」
「お前もね!」
「そっか!キャハハハ!!!」
甲高い笑い声が響いた。
俺も気づいてなかったけど。
そのときからラウールは俺の友達のピンクの頭を探していたんだ。
俺がキューピッドだったのかな?
おまけ、おわり
佐久間は気づいてないみたいだからあえて、言わなかった。
うちの学校には姉妹校があって、そっちは芸能人が通う芸能コースがある。
そこに彼 ラウールはいる。
なぜ、俺が知ってるかというと編入してきた彼に校内を案内したからだ。
見た目から派手でチャラチャラしてる様な奴なんだろうと、学校案内なんてめんどくさがりそうだな、と思ったら、彼はきちんと、お辞儀をした。
そんな出会いがあったけど、彼は売れっ子でなかなか学校に来れないのは当たり前で。
試験のときに学校に来たり、放課後特別に授業を受けていたりした。
「あっ!阿部先輩!」
自転車にまたがる彼に声をかけられた。
「あれ?今日は早いね」
俺は生徒会にも属していて、行事の際など互いに生徒会同士で行き来することがあった。
「明日から映画の宣伝でますますこれなくなっちゃうから」
「クラスには馴染めた?」
自転車を降りて俺の歩幅に合わせて自転車を押しながら歩いてくれる。
他愛のない話をしながら学校に着く。
「そういえば、俺、試写会?ってやつに付き添いで行くから」
「本当に?恥ずかしいなぁ~でも、嬉しい!」
「俺の友達がラウールのファンでさ、チケット取れたって」
「阿部先輩の友達?」
「うん。ピンクの頭の奴!」
「阿部先輩の友達ってカラフルだよね」
「お前もね!」
「そっか!キャハハハ!!!」
甲高い笑い声が響いた。
俺も気づいてなかったけど。
そのときからラウールは俺の友達のピンクの頭を探していたんだ。
俺がキューピッドだったのかな?
おまけ、おわり