テキストサイズ

子犬、拾いました!

第11章 ラブラブな夜…

「痛いでしょ? しばらく動かないから」

「ん… ありがと」


陽太も余裕がないだろうに、私を気遣ってくれるのが嬉しい。


何分くらい経っただろうか。


「動いても大丈夫だよ」

「…平気?」

「うん!」


私の顔を見て、静かに頷いた陽太は、ゆっくり動き出した。


「ん… んん…」


やっぱり痛い。 でも、ゆっくり動いてくれてるから痛みもマシだ。


「ん… はぁ… 大丈夫?」


苦しそうな顔で陽太が聞いてくる。


「ありがと。大丈夫」


陽太の優しさに、痛みよりも胸の温かさが勝った気がした。

少しずつ痛みもなくなって、段々と快感に変わってきた。


「陽太、もう痛くないから、好きなように動いて? 苦しいでしょ?」

「…わかった。痛かったら言うんだよ?」


そう言って、陽太はさっきより速く動き出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ