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子犬、拾いました!

第9章 嫉妬

そうだ、陽太にメールしないと!

「陽太ごめん! 飲み会に誘われちゃって、今日も遅くなりそう。先に寝てて良いからね。本当ごめんね!」

送信っと。


まぁ、これで大丈夫だろう。 

今日は陽太が起きてて出迎えようとしてくれていると知らず、私は呑気に考えていた。




「あ、沖津ちゃん、こっちこっち!」

「沖津さん、来てくれたんだ! 何飲む?」

「うーん… じぁあビールで」


私はのほほんと楽しんでいた。



「追加注文して良いかな?」

「良いよ良いよ、どんどんやりな!」

「じぁあ、唐揚げとビール!」


さあ、この辺りから私はだんだん陽気になってきた。




「ねぇ、今何時?」

「んー… わっ もう12時じゃん!!」

「ヤバッ 私終電逃しちゃった…」

「嘘、沖津ちゃん、タクシー?」


「わぁ~ もうこんな時間か」

「あ、灰原さん」


灰原さんとは、お世話になっている男性の先輩です。

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