妄想警察
第1章 オタ失格、言語道断の推しシコ
今夜はこのミニスカポリスをオカズにしよう。
そうすれば、いたいけな中学生ちゃんや小学生ちゃんを汚さなくて済むし、清らかな自分のまま、またカノジョたちに会える。
全く身勝手で愚かな男である。シコシコしてる時点で清らかでなんかあるワケがない、汚れまみれているのにそんなことも分からない。いや、分かってはいるがどこかで自分を正当化しようとしている。
婦人警官とすれ違ったと思ったのだが、婦人警官たちは突然動きを変えて一人は浜本哲郎の前に、もう一人は横に立ちはだかって行く手を阻むようにした。
「浜本哲郎だな」
前に立ちはだかったショートヘアがよく似合う浜本哲郎好みの婦人警官が鋭い目つきで警察手帳を見せつける。
「は、はい・・」
突然警官に囲まれて緊張のあまり声も出ない。やっと絞り出した短い返事は声が震えていた。
一体自分が何をしたというのだと浜本哲郎は思った。確かにエロい目で婦人警官たちを見たが、ほんのチラ見だったし、婦人警官たちに卑猥な声をかけたり触ったりは全くしていない。
「盗撮、誘拐、拉致監禁、婦女暴行の容疑だ。署まで連行願おう」
せっかくの可愛い顔が台無しの怖い顔をして汚いモノでも見るように浜本哲郎に罪状を告げる。
それは全く身に覚えのない罪状の数々だった。そんな恐ろしいことは微塵もしたことがない。
「な、な、何かが間違い・・」
きっぱりと否定しようとするが、声が震えて上ずってしまって言葉が出ない。
ここは街中だから、大声で盗撮だ婦女暴行だと言われてはたまらない。それに令状まで持っている。
取調べできちんと話せば疑いも晴れるはずだと浜本哲郎は署まで同行することにした。
署までの道のりは街中だというのにウソのように人がいなくなり、何だか足元がグネグネして異空間でも歩いているようだ。
そういえば仕事や妻とのことで絶望した時も足元がグネグネしていた。絶望するとそう感じるのだと思った。絶望しちゃダメだ、きちんと説明して疑いを晴らすんだ。
そう考えているうちに警察署に着いて、すぐに取調べ室に連行された。警察署には「妄想警察署」と書かれている。
「アイドルを盗撮し、誘拐、拉致監禁、挙げ句の果てには性的暴行まで・・何ておぞましく卑劣な犯罪の数々をしたんだ、お前は」
ショートヘアの婦人警官が厳しく詰問する。
そうすれば、いたいけな中学生ちゃんや小学生ちゃんを汚さなくて済むし、清らかな自分のまま、またカノジョたちに会える。
全く身勝手で愚かな男である。シコシコしてる時点で清らかでなんかあるワケがない、汚れまみれているのにそんなことも分からない。いや、分かってはいるがどこかで自分を正当化しようとしている。
婦人警官とすれ違ったと思ったのだが、婦人警官たちは突然動きを変えて一人は浜本哲郎の前に、もう一人は横に立ちはだかって行く手を阻むようにした。
「浜本哲郎だな」
前に立ちはだかったショートヘアがよく似合う浜本哲郎好みの婦人警官が鋭い目つきで警察手帳を見せつける。
「は、はい・・」
突然警官に囲まれて緊張のあまり声も出ない。やっと絞り出した短い返事は声が震えていた。
一体自分が何をしたというのだと浜本哲郎は思った。確かにエロい目で婦人警官たちを見たが、ほんのチラ見だったし、婦人警官たちに卑猥な声をかけたり触ったりは全くしていない。
「盗撮、誘拐、拉致監禁、婦女暴行の容疑だ。署まで連行願おう」
せっかくの可愛い顔が台無しの怖い顔をして汚いモノでも見るように浜本哲郎に罪状を告げる。
それは全く身に覚えのない罪状の数々だった。そんな恐ろしいことは微塵もしたことがない。
「な、な、何かが間違い・・」
きっぱりと否定しようとするが、声が震えて上ずってしまって言葉が出ない。
ここは街中だから、大声で盗撮だ婦女暴行だと言われてはたまらない。それに令状まで持っている。
取調べできちんと話せば疑いも晴れるはずだと浜本哲郎は署まで同行することにした。
署までの道のりは街中だというのにウソのように人がいなくなり、何だか足元がグネグネして異空間でも歩いているようだ。
そういえば仕事や妻とのことで絶望した時も足元がグネグネしていた。絶望するとそう感じるのだと思った。絶望しちゃダメだ、きちんと説明して疑いを晴らすんだ。
そう考えているうちに警察署に着いて、すぐに取調べ室に連行された。警察署には「妄想警察署」と書かれている。
「アイドルを盗撮し、誘拐、拉致監禁、挙げ句の果てには性的暴行まで・・何ておぞましく卑劣な犯罪の数々をしたんだ、お前は」
ショートヘアの婦人警官が厳しく詰問する。