妄想警察
第1章 オタ失格、言語道断の推しシコ
裁判官は江戸時代のお奉行様のような格好をしているが、何故かズボンをずり下げて半ケツを出している。
「それでは半ケツ・・この半ケツではなかったな」と裁判官はズボンをちゃんと穿いてケツをしまう。
とりあえず汚いモノをしまってくれてよかった・・。
「判決を申し渡す」
といきなり静粛な雰囲気になる。
「罪状・・誘拐、拉致監禁、婦女暴行、並びに同未遂及び児童淫行未遂」
妄想の中とはいえ自らが犯した罪を宣告されて、それを重く認識して浜本哲郎はがっくりと項垂れる。
「被告、浜本哲郎は・・」
裁判官は犯罪の詳細を告げる。
猥褻目的でふたりのアイドルを誘拐、ラブホテルに拉致監禁をして夜、そして朝と2回に渡り婦女暴行をした。
また、中学生や小学生のアイドルも同様の目的で誘拐しようとしたが、未遂、さらにブラックとホワイトの2名の婦人警官も同様の目的で誘拐しようとしたところを逆に逮捕された。
大筋はその通りである。
自分のしでかした罪の重さに浜本哲郎は膝まで落として震えている。
「判決、かような重大犯罪は天神共に許し難く死罪獄門」
氷のような冷たい目をして裁判官は罪状を申し渡す。獄門宣告に浜本哲郎は絶望と観念をしていた。自分が死んで作り出してしまった妄想の世界が消えるまで推しさんたちが解放されないのならそうなるべきだとも思う。
「なれど、被告浜本哲郎は己の罪を深く悔いて反省をして二度とかような過ちは犯さないと固く誓っている。その深い反省により作り出した妄想世界が消えつつあることを鑑みるにつき、百叩きを受刑することにより生涯執行猶予とする」
執行猶予を聞いて浜本哲郎の顔に光が戻ってきた。助かったことも嬉しいが作り出してしまった妄想の世界が消えつつあることが何より嬉しい。これで推しさんは解放されて現実世界への悪影響もなくなると信じたい。
「浜本哲郎、お前は運のいいヤツだな。妄想の中とはいえ中学生やあまつさえ小学生まで汚していたら執行猶予はなかったぜ」
と裁判官は笑みを浮かべて諭すように言う。
あの時にブラックとホワイトが通りかかってくれて、捕まえてくれたおかげで中学生や小学生を汚さなくて済んだ。
「ありがとうございます、ありがとうございます」
浜本哲郎は涙を流してブラックとホワイトを拝んだ。
「それからなぁ、浜本」
裁判官が浜本哲郎に笑いかける。
「それでは半ケツ・・この半ケツではなかったな」と裁判官はズボンをちゃんと穿いてケツをしまう。
とりあえず汚いモノをしまってくれてよかった・・。
「判決を申し渡す」
といきなり静粛な雰囲気になる。
「罪状・・誘拐、拉致監禁、婦女暴行、並びに同未遂及び児童淫行未遂」
妄想の中とはいえ自らが犯した罪を宣告されて、それを重く認識して浜本哲郎はがっくりと項垂れる。
「被告、浜本哲郎は・・」
裁判官は犯罪の詳細を告げる。
猥褻目的でふたりのアイドルを誘拐、ラブホテルに拉致監禁をして夜、そして朝と2回に渡り婦女暴行をした。
また、中学生や小学生のアイドルも同様の目的で誘拐しようとしたが、未遂、さらにブラックとホワイトの2名の婦人警官も同様の目的で誘拐しようとしたところを逆に逮捕された。
大筋はその通りである。
自分のしでかした罪の重さに浜本哲郎は膝まで落として震えている。
「判決、かような重大犯罪は天神共に許し難く死罪獄門」
氷のような冷たい目をして裁判官は罪状を申し渡す。獄門宣告に浜本哲郎は絶望と観念をしていた。自分が死んで作り出してしまった妄想の世界が消えるまで推しさんたちが解放されないのならそうなるべきだとも思う。
「なれど、被告浜本哲郎は己の罪を深く悔いて反省をして二度とかような過ちは犯さないと固く誓っている。その深い反省により作り出した妄想世界が消えつつあることを鑑みるにつき、百叩きを受刑することにより生涯執行猶予とする」
執行猶予を聞いて浜本哲郎の顔に光が戻ってきた。助かったことも嬉しいが作り出してしまった妄想の世界が消えつつあることが何より嬉しい。これで推しさんは解放されて現実世界への悪影響もなくなると信じたい。
「浜本哲郎、お前は運のいいヤツだな。妄想の中とはいえ中学生やあまつさえ小学生まで汚していたら執行猶予はなかったぜ」
と裁判官は笑みを浮かべて諭すように言う。
あの時にブラックとホワイトが通りかかってくれて、捕まえてくれたおかげで中学生や小学生を汚さなくて済んだ。
「ありがとうございます、ありがとうございます」
浜本哲郎は涙を流してブラックとホワイトを拝んだ。
「それからなぁ、浜本」
裁判官が浜本哲郎に笑いかける。