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妄想警察

第1章 オタ失格、言語道断の推しシコ

「此度のことは無理な禁欲に起因していることも大きい。溜めるんじゃないぞ。ガキじゃあるまいし悪いことではないことぐらい分別して、然るべき正当なオカズでちゃんと処理するんだぜ」

と諭すように言う裁判官の顔はとても優しい。まるで、性的衝動に悩み苦しむ生徒に「溜まってるんだろ。ちゃんと処理しろ」と言ってあげた金八先生のようでもある。

「もう溜め込みません、溜め込みません。ちゃんと処理します」と浜本哲郎は大粒の涙を流して深々と頭を下げる。

大粒の涙を流してオナニー宣言をしている浜本哲郎の姿をブラックもホワイトも呆れて見ていた。

「これにて一件落着」

閉廷を宣言すると裁判官はソワソワと法廷を後にする。

「私はおしっこ~猶予をいただきますよ。放尿を執行しなくては」

裁判官はスキップをしながらトイレに向かった。ブラックもホワイトも目をパチパチさせてトイレに向かう裁判官を見送った。

「よかったな。執行猶予おめでとう」
「受刑はきちんと受けてもらうけどな」

ブラックとホワイトは浜本哲郎を執行室に連行した。

「さあ、脱げ」

ブラックとホワイトは浜本哲郎に裸になるように促す。

「え~、裸になるんですか」

浜本哲郎はまるで女のコのように胸の前で両手をクロスさせてイヤイヤをする。

「キモチの悪いヤツだなぁ」
「百叩きは裸で受けるものに決まってるだろう。二度と悪い気が起こらないように痛みをその身に刻み込め」

何と鮮やかな手口だろう。ブラックとホワイトは鮮やかな手つきであっという間に浜本哲郎から服やズボンを剥ぎ取ってトランクス1枚にしてしまった。トランクスだけは許してくれたのかと思ったが・・・。

両手を鎖に架けられ、両足も鎖で繋がれて、浜本哲郎は鎖に縛られた状態で宙吊りにされてしまった。足が宙に浮いて踏ん張れないのは何とも心細いものである。

そして、ついに宙吊りの浜本哲郎のトランクスにも手をかけられる。

「やっぱり全裸ですか」と浜本哲郎は情けない声を出す。

「当たり前だ。証拠物件も検証しなくてはならないからな」

これまた鮮やかな手つきで一瞬にしてトランクスも脱がされてしまった。
このイケナイ雰囲気に興奮したのかブツは勃ってしまっている。

「なる程、これが凶器に使われたチャカか。凶悪なモノだな」

ホワイトは手早く凶器の証拠写真を撮る。

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