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妄想警察

第1章 オタ失格、言語道断の推しシコ

「ハアハア」

カイカンが治まって呼吸が整ってくる。
冷静さが戻ってくるに連れて、とんでもないことをしでかしてしまったと今度はとてつもない罪悪感が浜本哲郎を襲ってきた。こんなに大きな罪悪感も初めてである。

「取り返しのつかないことを・・ボクは取り返しのつかないことをしてしまった」

浜本哲郎の目からは涙が溢れてきた。
妄想の中とはいえ大切な推しさんを凌辱してしまった。
オタにとっては推しさんは神のような存在である。こんなことをしでかしてしまったのは神に対する冒涜である。

「申し訳ありませんでした」

浜本哲郎はふたりの推しさんのプロマイドに向かって涙を流しながら全裸のまま土下座をしていた。あんなに大きくて大アバレをしたチンコはもうあるのかないのか分からない程にしぼんで縮みあがっていた。

カイカンが大きければ大きい程に罪悪感も大きくなる。いくら妄想の中とはいえ大切な推しさんにあんなおぞましいことを・・。こんな自分はもう消えてなくなってしまいたい。
泣きながらプロマイドに土下座をし続けて浜本哲郎は二度とこのようなことはしないと固く誓った。

はずなのだが、その誓いは一晩で破られた。

夢の中にも推しさんが巨乳を揺らして歌って踊る様子が出てきて、朝目覚めるとギンギンに朝勃ちをしていてガマン汁がパンツを濡らしていた。

これが浜本哲郎の愚かなところだが、枕元にプロマイドなんか置いておくから、大勃起をした状態でんなもんを見てしまったら理性は完全にぶっ翔んで再びケダモノとなり、濡れたパンツを脱ぎ捨てると妄想の中では一緒に泊まっていた推しさんたちとイチャイチャしておはようエッチを始めてしまった。

これでカイカンに達すればその後にはとてつもない罪悪感が襲ってくるのは頭のどこかで分かっていたはずなのにやめられないのはまるで麻薬である。

欲望に任せて愚かなことをしてしまう男はまるで猿であるが、再び枕にチンコを擦りつけて一心不乱に腰を振る浜本哲郎の姿はエテ公そのものである。

欲望を放出した直後に浜本哲郎は再びとてつもなく重く苦しい罪悪感に襲われて推しさんのプロマイドに土下座をして号泣した。

妄想の中とはいえ二度も推しさんを凌辱してしまうとは自分は救いようのない愚かな存在だと思った。

熱いコーヒーを飲んでパンを食べると少しは落ち着いてきたが、朝食は全て涙の味しかしない。

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