学校の七不思議
第3章 探し物
私はとりあえず5年3組の教室に入った。
でもカレンちゃんはいなかった。
いちお鈴が床に落ちていないかしゃがんで見て回っていると、ふと後ろに気配を感じた。
「……カレンちゃん?」
振り返ると、足が見えた。
「ねえ、見つかった?」
「ううん、ここにはないみた……」
そこまで言いかけて、私は言葉を飲み込んだ。
「ねえ、見つかった?」
「ねえ、見つかった?」
「ねえ、見つかった?」
この声は……カレンちゃんじゃない!!
「ねえ、見つかった? ボクの……」
「キャアアアアアアッ!!」
私は自分でも信じられないくらいの悲鳴を上げて、教室から飛び出した。
アレが追いかけてくるんじゃないかと、無我夢中で走った。
「ユキちゃん!?」
「!?」
また後ろから声がして、私は更に走った。
「待って! どこ行くの、ユキちゃん!」
「いやああああっ!!」
「ユキちゃん、カレンよ! しっかりして!」
「!!」
ちょうど廊下の突き当たりまで来てしまったので、私は壁伝いにズルズルと座り込んでしまった。
「ユキちゃん、大丈夫? どうしてここにいるの? どうして帰らなかったの?」
「カレンちゃんっ……!」
私は泣きながらカレンちゃんに抱きついた。
カレンちゃんの体は相変わらずヒンヤリしていたけど、でもやっとカレンちゃんに会えたことが嬉しくて、私は更に号泣してしまった。
でもカレンちゃんはいなかった。
いちお鈴が床に落ちていないかしゃがんで見て回っていると、ふと後ろに気配を感じた。
「……カレンちゃん?」
振り返ると、足が見えた。
「ねえ、見つかった?」
「ううん、ここにはないみた……」
そこまで言いかけて、私は言葉を飲み込んだ。
「ねえ、見つかった?」
「ねえ、見つかった?」
「ねえ、見つかった?」
この声は……カレンちゃんじゃない!!
「ねえ、見つかった? ボクの……」
「キャアアアアアアッ!!」
私は自分でも信じられないくらいの悲鳴を上げて、教室から飛び出した。
アレが追いかけてくるんじゃないかと、無我夢中で走った。
「ユキちゃん!?」
「!?」
また後ろから声がして、私は更に走った。
「待って! どこ行くの、ユキちゃん!」
「いやああああっ!!」
「ユキちゃん、カレンよ! しっかりして!」
「!!」
ちょうど廊下の突き当たりまで来てしまったので、私は壁伝いにズルズルと座り込んでしまった。
「ユキちゃん、大丈夫? どうしてここにいるの? どうして帰らなかったの?」
「カレンちゃんっ……!」
私は泣きながらカレンちゃんに抱きついた。
カレンちゃんの体は相変わらずヒンヤリしていたけど、でもやっとカレンちゃんに会えたことが嬉しくて、私は更に号泣してしまった。