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「…あれからずっとレッティーが大差でナンバーワンの状態が続いてるね。」

インラチギャルとインラチマミー、そしてインラチガールの3人は高いビルの上で街を見下ろしながら、インラチレディーについて話をしていた。

「やり方はともかく凄いですわ。破竹の勢いで男性の支持を得ていますもの。」

「うん。2つの姿を上手く使い分けて、ウチみたいにM男を悦ばせていたかと思えば、ママの様にS男を惹き付ける様なプレイをしたり、ガル姐さんのマニアックな視聴者まで取り込んでいるんだもんね…。1人でやり過ぎだよ。」

「…え？私ってジャンルはマニアックな人向けなの？」

「…ガールさんの狂気じみた自慰行為の姿はコアなファンを多く惹きつけている様子ですが、違いましたか？」

「…。まあ、良いわ。」

「ともかくウチらの分まで頑張ってくれるのは嬉しいんだけどさ、なんかウチは仕事を取られてる気がして嫌なんだよねー。」

「分かります。今の全てをレディーさんが対応している状態では、私は必要がない者の様に感じてしまいますもの。」

「うん。」

「でもレッティーに必要以上は働くななんて言えないし、結局はウチらが何とかしてレッティーに追い付くしかないんだろうなー。」

「…ですわね。下から妬んでいるだけでは状況が変わらないのですから。」

「確かに。」

そう言って3人は釈然としない想いを抱えたまま、ビルの上から遠くで沈んでいく夕日を眺めていた…。