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だから愛して 「改訂版」

第1章 だから愛して 「改訂版」

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 わたしが、汗をいっぱいかいているので、そのまま一階に降りてシャワーを浴びたらと言ってくれました。
 パジャマは、智さんが持ってきてくれると言うのです。
 ほんとに、智さんは優しい。
 わたし、裸のまま一階に降りていき、シャワーを浴びました。
 智さんも降りてきまして、わたしにパジャマを渡してくれました。
 智さんも、シャワーを浴びてパジャマを着ました。
 紅茶を淹れてくれまして、冷蔵庫からチーズケーキを出して一緒に食べました。
 智さんは、それから二回も愛してくれました。
 智さんの言いかただと、セックスをしてくれました。
 もちろん、わたしが、
 「智さん
  愛してほしい」
 と言ったからです。
 だって、智さんに愛してもらうと、智さんとセックスをすると、ほんとに気持ちいいんですもの。
 わたし、このまま智さんの家に住んで、智さんに毎日愛してもらいたい、智さんと毎日セックスしたい。
 わたしは、大学四年生になりました。
 大学に入学してすぐに、智さんが先生の市民講座に参加して、一年生の十二月から、智さんに愛してもらうようになりました。
 それから三年間、ほとんど毎週、ときにはお泊まりをして、智さんに、愛してもらっています。
 夏休みなどの長い休みのときは、旅行につれていってもらって、愛してもらいます。
 小説を書くのも大学の勉強も、頑張ってきました。
 智さんに愛してもらうのに、恥ずかしくない女性になりたいので、頑張りました。
 一月に、わたしの本ができる予定です。
 就職も、出版社に内定をもらっています。
 東京の出版社ですから、大阪の智さんに愛してもらうのが、少なくなります。
 でも、智さんが、東京に来てくれると言っていますので、これからのことは、二人で話あって解決していけばいいと思っています。
 卒業までのあいだ、いっぱいいっぱい、智さんに愛してもらいます。
 きょうもこれから、智さんの家に行きます。
 そして、お泊まりします。
 これで、智さんとわたしのお話を終わります。


         終
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