不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―
第15章 キャンプの夜の秘密
私はいつの間にか眠っていて、ふと目が覚める。
「今…何時?」と声をひそめて聞くと、平野が「あ、起こしちゃった?今は~…23時だね!」と答える。
みんな眠ってしまったようで、やわらかなランタンの灯りに照らされて平野と瀬川くんが缶ビールなどの後片付けをしているようだった。
隣を見ると幸いシュウトもぐっすり眠っているし、逆側の隅ではサッちゃんも熟睡しているようだった。このまま朝まで寝かしておこうと考えた頃、「消すよー」と平野の合図でランタンの灯りが消えた。
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…ふと隣に気配を感じ振り向くと、瀬川くんが横になって片ひじをつき、こちらを見ているようだった。嬉しくて自然に笑みがこぼれる。
「寒くない?」
とささやかれ、「うん」と答えながら目の覚めきっていない身体をすり寄せる。
瀬川くんは自分がかけていたブランケットを広げ、私を包み込む。
なんてあたたかいのだろう。
彼は暗いテントの中で、確かめるように私の頬を触り、あごをそっと持ち上げるとやわらかな唇をくれる。
一度やさしく吸い上げて離したあと、ゆっくりと熱い舌が入ってくる。
2人の熱い吐息が混ざり合い、じっとりと湿った甘美な時間が流れる。
同窓会のあの夜のように、お腹の奥底に疼きを感じて胸が苦しい…
思わず瀬川くんの胸元をぎゅっと掴むと、彼は唇を離してしまう。