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黙ってオレに抱かれろ

第8章 ビアルネスと・・・

最愛の人=ティオに別の男が憑依してるとは
知らず結ばれてしまったビアルネス


だか、結ばれる少し前に違和感を感じていた


背面バックからペニスを受け入れ

されるがままに揺れている時



ふと、目の前に立て掛けられている鏡に視線を移す



一心不乱に腰を振るティオ…??

何かが違う


「あっ、あっ、あっ」


押し寄せる快楽に頭がうまく働かない


(ダメ、何も考えられない…)



「フン」

「フン」

「フン!」


次の瞬間、熱い精液がビアルネスの中に

ほとばしる


オトコは目を閉じ余韻に浸っている

ペニスがドクンドクンと脈打つ



鏡越しにビアルネスと目が合う



深緑に光る瞳


「誰?おじさまじゃない!」


ビアルネスは叫ぶように言い放った

逃げるようにソファから転げ落ちる



2人の結び目が解けて愛液が太股に溢れだす



「おじさま、おじさま!」

「ビアルネス、オレは…」


床を這いずり逃げ惑うビアルネスを

背後から床に押さえつける



「イヤァァァ」


全身で抵抗しているが

全く歯が立たない


「オレはシグマだ」



ビアルネスは涙で滲む瞳でシグマを見つめた



深緑の瞳

以前、どこかで見た記憶がある


「イタイ、離して!おじさま、おじさま」

「呼んでも無駄だ」


シグマは泣き叫ぶ口を塞いだ

「んー!んー!」


抵抗も虚しく、両手首を組んだ状態で押さえつけられ

暴れる舌を絡めとり、息吐くいとまを与えず唇を覆い隠す



「んんっ、んー!」


抵抗する態度は加速し舌を噛まれそうになる

シグマはビアルネスの喉に指を突っ込んだ



「威勢がいなぁ、ビアルネス」


涙に濡れる大きな瞳が恨みがましくシグマを睨み付ける


「そんな顔するな、可愛い顔が台無しだろ」


指から滲む血に構わずお喋りを続ける


「お前が忘れられなくて、異世界から来たんだ」


シグマは頬を寄せて耳元で囁く


「誓いは守ってもらう」


そう言って拘束していた指を抜く


「何も覚えてない!
 おじさまから出て行って」

ビアルネスは咳き込みながら言った


「じゃあ、一緒に異世界へ帰ろう」

「イヤ、そんな所に行かない」



「そうか、誓いを反故にするんだな?」

シグマの深緑の瞳が冷たく光った

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