
くるみの初恋、高校教師。
第23章 迎える絶頂
"夢の中にいるようで、頭がぼーっとする。"
くるみを飲み込んだ波はスーっと引いていき、
波が引いた静かな海にぷかぷかと浮いてるような感覚だった。
「くるみ…大丈夫か……?」
遠くに先生の声が聞こえて、うっすら目を開けると先生が優しい顔をしてた。
コクっ…
くるみは頷いた。
「わたし、どうなっちゃったの…」
「大丈夫、イっちゃったんだよ。怖かったか?」
「少しだけ…でも、なんか変な感じでふわふわする…」
「気持ちよかったんだね。よかった、うれしいよ。」
先生はくるみをぎゅっと抱きしめ、おでこにキスを落とした。
