
くるみの初恋、高校教師。
第15章 夏休み
18時になり、先生の帰りを待ち伏せしようとくるみは玄関を出て待っていた。
するとすぐに先生が帰ってきた。
「あれ、くるみ。こんなとこに立ってどうした?なんかあったか?」
「いや、あの、その…」
「ん?なに?」
「あの、先生って今日のごはんどうするの?」
「ごはん?いつも通り、くるみを教えたあとに食べるつもりだけど。」
"先生、いつも夜帰ってから食べてたんだ。"
「あのね先生。今日一緒にご飯食べない?
私作ったの、先生のために…」
「本当か?わかった、荷物置いて着替えたらすぐ行くから!」
先生はそう言って家に入っていった。
くるみも部屋に戻りキッチンへ向かった。
