
くるみの初恋、高校教師。
第16章 初めてのデート
ついたのは大型のショッピングモール。
2人は雑貨屋さんなどをいくつかまわり、
夫婦茶碗とペアのマグカップを買った。
また、くるみが新学期に必要なノートなども買い、ショッピングを楽しんだ。
いろいろ見てまわってると、あっという間に17時になっていた。
「くるみ、そろそろ夜ご飯食べなきゃな。なにか食べたいものあるか?」
「うーんと…」
くるみは少し考えて答えた。
「…笑わない?」
「なに?そんな笑うようなもんないだろー。」
「…か、回転寿司。」
「回転寿司?そんなんでいいのか?」
「うん。行ってみたいの。」
"そうだ、今はひとりでいるけどくるみはお嬢様だ。
回転寿司なんて行ったことなかったんだ。"
「よし。じゃあ回転寿司行こう。本当にいいのか?
回らないお寿司でもいいんだぞ?」
「ううん。回るところが見たいの。」
「わかった。じゃあ行こうか。」
