
くるみの初恋、高校教師。
第19章 先生助けて…
"ごちそうさまでした"
「わたし、洗い物手伝う。」
「いいよ。くるみは座ってな。」
「ううん、大丈夫。」
2人は一緒に後片付けをした。
「先生、先生のつくった料理美味しすぎたよ。なんで料理できること隠してたの。わたしより上手だし…」
「それは、今まで料理の話にならなかっただけだろー」
「ずるい〜」
「なにが〜」
一ノ瀬はくるみの鼻に泡をつけた。
「ちょっと!やめてよっ!」
「ははっ。かわいいな〜くるみは。」
いつものように一ノ瀬がふざけると、くるみもすっかり笑顔が戻った。
