
くるみの初恋、高校教師。
第20章 クリスマス
「くるみ、先生からもプレゼント。こっちはクリスマスので、こっちがお誕生日の。」
先生はくるみにふたつのプレゼントをくれた。
「開けてみて。」
先生に言われ、プレゼントを開けた。
「わぁ、これすごくかわいい…」
クリスマスプレゼントはペアになった手袋とマフラー。
くるみが好きなグリーンと白が混じったデザイン。
そしてもうひとつ。
誕生日プレゼントは、星がモチーフのネックレス。
「綺麗………」
「貸してごらん」
先生はくるみの首にネックレスをつけてくれた。
「わたしこれ、毎日つけようかな。」
「気に入ってくれてよかった。でも、学校でバレたらダメだぞ?アクセサリー禁止だから。つけるならバレないようにすること。あと、無くすんじゃないぞ。」
「はーい。先生、ありがとう。」
くるみはうれしそうに微笑んだ。
「さぁ、ケーキ食べようか。」
「うん!」
先生に切り分けてもらい、2人はケーキを頬張った。
ケーキを食べ終え時計を見ると、もう20時をまわっていた。
