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数分後、警察が到着。金髪の男は、地域ニュースにあった、事情聴取中に逃走した、指名手配犯に間違いなかった。

昼時だったせいか、会社には、ほとんど人がおらず、金髪の男は、ひと気がないことを確認し、ドラム缶に乗り、二階の窓から侵入。だが、入った場所が浴室で、そこで足を滑らせて後頭部を強く打ったという。

そこは数分前、たまたま良夫がボディーソープを散らしたところに男が足を滑らせたのだ。

長谷川は、浴室の床を見て、

「上手い具合に、シャンプーがこぼれていたもんだな。これで足をすべらせたんだからな」と腕を組み、誰に対してかわからない賞賛をした。



後日、なぜか長谷川が警察署から感謝状を受けていた。