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「りさおかえり。学校大丈夫だった？しんどくなってない？」


「うん。」


「そう、よかった。じゃあまず胸の音聴くね。」




りさは制服のブレザーを脱ぎシャツを少しめくる。

蒼はシャツの下から手を入れて、りさの胸が見えないように聴診器を当てた。




「大きく深呼吸してて。」


「すぅーはぁー…すぅーはぁー……」


「…うん、いいよ。じゃあ、今日はレントゲンと血液検査するからね。」


「えっ、血液検査も…？」


「うん。念のためね。」




と、蒼はりさの頭にぽんぽんと手を置き優しく微笑む。




「りさちゃん、こちらへどうぞ〜」




看護師に案内され、まずはレントゲン撮影。

そしてレントゲンが終わると、次は処置室に案内され、りさはベッドへ横になった。