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りさと3人のDoctors

第3章 診察



「りさちゃん、腕見せてくれる?」




りさは看護師に両腕の内側を見せる。

昔から血管が細くて出にくいため、いつも両腕を確認されている。




「うーん、右利きだよね?」


「はい。」


「じゃあ、左手にしとこっか。」




と言うと、看護師はりさの袖を捲り上げ駆血帯を巻いた。




「ごめんね、ちょっとキツめに巻かせてね。手のひらは親指中にして握っててね。」




ここまでは大丈夫。

駆血帯が少々強く巻かれたくらいの痛みはなんてことない。

問題はここからだ…


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