りさと3人のDoctors
第28章 病み上がりの治療
「じゃあ、ベッド動かすよ。」
「…ケホッ。」
「ん?りさしんどい…?」
「ううん、大丈夫なんだけど、横になるとちょっとまだ咳が出るの。」
「やっぱりちょっと無理しすぎだな…。そしたら、ベッドの後ろ起こしてしようか。」
そういうと、ベッドの背もたれがどんどん上がってきた。
(ち、近い…。)
先生との距離がいつもより近くなって、りさは恥ずかしくなった。
「それじゃあ入れるよー…」
「んんっ…」
(先生ってまつ毛長いんだ…、こうしてみると本当に綺麗な顔立ちしてる。それにすごく真剣な顔で…って、わたしのあそこめっちゃ真剣にみられてる!こんなとこ、そんな、先生が真剣に…。)
りさはひとり頭の中で騒いでいた。