りさと3人のDoctors
第4章 深夜の発作
そして、深夜1時を過ぎた頃、蒼が家に帰ってきた。
「おかえり。」
「蓮、まだ起きてたのか。」
「うん。ちょっと調べたいことがあって。」
末っ子でよくおちゃらける蓮だが、こう見えて兄弟の中でも勉強熱心。
「りさは?」
「とっくに寝たよ。」
「そうか。」
「なに?りさ、あんまりよくないの?」
「いや、レントゲンも問題なかったし大丈夫なんだけど、最近ずっと調子良かっただけにちょっと心配なんだ。悪くならないといいけど。」
「う〜ん。蒼兄の勘は当たるからな…」
「まぁ、しばらくは様子見とくかな。ごめん、ちょっとシャワー浴びてくる。」
「いってらっしゃ〜い。」