りさと3人のDoctors
第34章 蓮の治療
「うん、手術の後からだいぶ広がってるね。そしたら始めよっか。最初に指1本入れてみるからね。にぃに治療するの初めてだから、ちょっとでも痛かったらすぐ言うんだよ?わかった?」
コクっ…
「よし、じゃあ力抜いてね〜、入れるよ〜」
蓮はりさが頷いたのを確認し、ゆっくりと指をりさの中に進めて行った。
さすが産婦人科医なだけあり、りさの呼吸や膣の状態を見極めて、そこにぴったりと合わせた指遣いだった。
「んん…」
治療への恐怖心が増してしまっているのか、りさの体には力が入っている。
「りさ痛い〜?痛かったら教えて〜。」
「痛くない…」
(りさだいぶ力んでるな…。でも痛みはまだ大丈夫そうか。)
「そしたら奥まで入れるから、また力抜いててね〜。」
蓮はりさの様子を注意深く見守りながら、指を奥へと進めた。