
りさと3人のDoctors
第36章 進路相談
「わぁ〜おいしそう!豪先生、食べていい!?」
「あぁ、いいぞ。」
「やったー!いただきます!」
さっきまで机に向かって悩んでいたのが嘘のように、りさは幸せそうにアップルパイを頬張った。
「おいしいか?」
そんなりさを隣に座る豪は愛おしそうに見つめた。
「うん!美味しい!これどうしたの?」
「涼子にもらった。」
「そうなんだ!竹内先生もアップルパイ好きなのかな?というか、わたし食べてよかったの?竹内先生、豪先生に食べて欲しかったんじゃない?」
「いや、りさと食べてってくれたから。」
「そうなの?今度お礼言わなくちゃ。」
そうこう話しているうちに、りさはペロリと食べ終えた。
