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りさと3人のDoctors

第37章 りさの夢



「でもね、みんなかっこいいから。小さい頃からお医者さんばかりが周りにいて、痛いことするし怖くて嫌だったけど、ここに来て先生たちと暮らして、先生たちのこと近くてずっと見てて、毎日毎日すごいなって。自分の身を削って病気を治したり命を助けたりする姿にすごく尊敬して憧れてるの…。」



りさは照れくさそうに続けた。



「今、自分も治療を受けてるでしょ?正直、毎週つらいしできることならやりたくない。弱くてすぐ調子悪くなる体にもうんざり。

それでも、先生たちはいつも優しく支えてくれて、一生懸命治してくれて、わたしよりも先生たちの方が頑張ってくれてる。だから、わたしも頑張ろうっていつも思えるの。

そんな先生に今度はわたしがなって、いろんな人を助けたいなって。その前に自分の体を早く治さないといけないんだけどね…。

先生たちみたいに、わたしも患者さんに寄り添えるお医者さんになりたい。」


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