りさと3人のDoctors
第37章 りさの夢
りさが調査表を持ってリビングへ行くと蓮がいた。
「にぃに!ちょうどよかった。これ、ハンコ押してくれない…?」
蓮にはまだ進路のことを話してない。
りさは蓮がどんな反応をするかドキドキしながら紙を渡した。
「あぁ、これか〜。第一志望はやっぱりノワールにしたんだね。」
「あれ…?にぃに、もしかしてもう豪先生になんか聞いた?」
「うん、昨日の夜聞いたよ。なんかすごかったんだよ。家帰ってきたらさ、豪兄、りさが俺たちに憧れて医者を目指すらしいって感動して泣きながら話してたんだから。あんな豪兄初めてみた、ちょっとおもしろかったな。ははっ。」
「先生たち、わたしの情報共有するの早すぎるよ…。ということは、先生ももう知ってるかな…?」