りさと3人のDoctors
第41章 楓とりさのガールズトーク
夕食後、お風呂も入りパジャマに着替えたりさは、楓の部屋で約束通りガールズトークを楽しんでいた。
「ねぇ、りさちゃん好きな人できたでしょ。」
「か、楓さんっ!?…わたしってわかりやすい?」
「うん。すっごーくわかりやすいよ?」
「ということは、もう好きな人が誰かって……」
「蒼でしょ?」
楓はもちろんと言わんばかりの笑顔で答えた。
「やっぱり、にぃにの言ってたとおりだ。」
「どういうこと?」
「先生を好きになったとき、にぃににはすぐバレたの。でね、ずっと前から、わたしが先生のことを好きだって気づいてたし、楓さんも気づいてるよって話してた。わたしが好きって自覚するより前に、2人は知ってたんだなって。なんか恥ずかしい。」
りさは照れくさそうに笑った。