りさと3人のDoctors
第42章 小野寺家の姉弟トーク
そんなこんなでガールズトークが終わってりさが寝た後、楓はリビングに降りて、ボーイズトーク(?)をする3人の輪に加わった。
蒼「りさ寝たの?」
楓「うん。よく話してもうぐっすりよ。わたしの部屋で話しながらすやすや眠ったわ。部屋から持ってきたイルカのぬいぐるみ抱えてね。」
蓮「そうそう。いまだに毎日抱いて寝てるんだよね。俺にもらったのよっぽどうれしかったんだね〜。」
豪「俺にじゃないだろ。蒼と俺もいるぞ。」
蓮「わかってるって〜。でも渡したのは俺だもんね〜。」
豪「あぁ?」
蒼「はいはい、もういいから。姉ちゃん、日本はどのくらいいるの?」
楓「2週間くらいいるつもりよ。」
蒼「そうか。姉ちゃんいたらりさが喜ぶよ。そういえば、前に帰ってきた時、生理の話してくれただろ?ありがとう。あの時話聞いてて助かったんだ。」
楓「あぁ。大変だったわね…。りさちゃんもかわいそうに。全部蓮から聞いてるわよ。今も毎週治療なんてつらいだろうに、あの子の笑顔には感心するわ。」
蒼「うん。りさはえらいよ。小さい体でいつも頑張ってる。それなのに、さらに頑張ろうと無理するから心配なんだ。最近は少し落ち着いたけどな。なんかあったのかな…。」
楓と蓮はこっそり顔を見合わせた。